病院長挨拶

 当院の歴史は昭和21年に当時の厚生省が健康保険制度の普及発展のために病院を設置したのが始まりで、仙台市太白区長町の地に健康保険宮城第二病院として発足いたしました。
 その後宮城健康保険病院と名称を変えましたが、病院建物の老朽化と敷地の狭さなどもあり平成10年に現在の太白区中田町に新築移転し、名称も宮城社会保険病院となりました。当時から消化器疾患を中心に、糖尿病、心臓血管系疾患、整形外科疾患、泌尿器科疾患、産婦人科などの急性期医療を提供してまいりました。
 しかし平成26年4月、当院の運営主体が全国社会保険協会連合会(全社連)から独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)に変更され、名称もJCHO仙台南病院として再スタートすることになりました。当機構の主旨に則り、当院はこれまで以上に地域医療に貢献することが望まれております。これまで取り組んできた急性期疾患を中心に、亜急性期~回復期リハビリ~在宅医療、介護まで幅広く地域に根ざした医療を提供することが使命となっております。その一環として、平成26年10月には地域包括ケア病棟を設置いたしました。この病棟は急性期を脱した後に、自宅退院できない状態の患者さんを受け入れ、主にリハビリテーションや退院支援を行うことで在宅復帰を目指してもらう病床です。また当院には敷地内に介護老人保健施設が併設されておりますが、在宅のデイケアサービスを提供しております。こうしたシームレスの医療介護サービスを提供することで、より地域のニーズに応えることができるものと思います。
 また名取、南仙台地区には総合病院が存在せず、高度な医療を受けるため仙台市中心部まで足を伸ばさなくてはならないこともあります。しかし今後いっそう進むと思われる高齢化を見据えると、地域の拠点病院である当院には医院や開業の先生方との病診連携を密にして地域で完結できる医療サービスを増やしていく必要があります。また生活習慣病対策に最も必要とされる一次予防や健康活動の促進にも取り組む必要があります。そのためにも地域住民の皆様との関わりをいっそう深め、地域一体となった健康づくりを促進してまいります。

仙台南病院 院長 朝倉 徹

PageTop