薬剤部のご案内

診療・各部門

薬剤部から医療関係者の皆様へ

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 薬剤部のご案内

はじめに

 当院では地域に寄り添った医療を提供し、地域の医療・介護福祉施設と連携を図りながら高齢者にも対応できる幅広い医療を提供することを志しております。
 当院薬剤師は、地域の皆様に安心して医療を受けていただけるよう、チーム医療の一員として多職種スタッフと連携し、薬の専門家として安全で効果的な医療を提供できるよう心掛けています。

JCHO仙台南病院薬剤部

薬剤部の構成:薬剤師8名、非常勤薬剤師1名(2023年12月現在)

薬剤部の理念と基本方針

理念
 地域社会における中核的な先進医療保健施設として地域医療の充実と国民保健の向上に貢献するという病院理念に基づき、薬剤師の専門性を生かし、多職種と連携して安心安全な医療を提供し、地域医療の充実に貢献する。

基本方針
1、薬剤師として医薬品に関する専門知識の習得、技能の向上に努める。
2、院内の多職種と連携してチーム医療の一員として、地域医療の充実に貢献する。
3、適正な医薬品管理を支援し、病院経営に貢献する。

調剤・注射調剤業務

 当院は令和元年12月に電子カルテシステムが導入され、それまでの紙カルテ・紙処方せんが電子化されました。これにより業務の効率化が実現しました。電子カルテの導入として時期が遅いものの、その分多職種との情報共有が活発に行われており、現在でもこの流れが続いております。当院は規模が小さく、職種間での情報共有が図りやすいと言えるでしょう。そのため、常にチーム医療を意識した業務が行えています。
 前身の社会保険病院時代より医療安全部署とも緊密に連携し、安全な業務を行ってきました。アクシデントを未然に防止できるよう様々な取り組みを行ってきており、長年蓄積されてきました。電子カルテが導入された今日でもこれらの経験は活きています。
 また、当院は地方の小さな病院である分、近隣の薬局や医院、施設との情報のやりとりも早くから行っており、通常業務に役立っております。
 今後は部門システムの更新に向けて準備をしており、さらなる業務の効率と質の向上を目指しております。

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無菌製剤調製業務

 安全キャビネットという無菌調製が出来る設備を使用して、注射剤の抗がん剤を調製しています。調製前には、注射処方箋で、投与量が患者さんに適した内容か確認します。また、その元となる、標準的な薬の投与スケジュールを示す「レジメン」というものも管理しています。

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薬剤管理指導業務

 地域包括ケア病棟以外、すべての病棟に担当薬剤師を配置し、入院患者さんの持参薬鑑別や術前休止薬の確認、入院時及び退院時の服薬指導、カンファレンスへの参加を行っています。また、薬効を説明するだけでなく、他の薬との飲み合わせや副作用の有無を確認、服薬アドヒアランス向上に向けての取り組み等 医師や看護師、他コメディカルと連携を取りながら業務にあたっています。

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チーム医療

 チーム医療とは、医師、看護師、薬剤師、栄養士等の多種多様な医療スタッフが、それぞれの専門性を生かし、協力しながら患者さんの治療にあたることです。
 当院ではICT(感染対策チーム)、NST(栄養サポートチーム)、緩和ケアチーム、糖尿病ケアチーム、FLSチーム等に係り、ラウンドへの参加、研修会の開催等を行っています。

チーム医療

医薬品情報管理業務

 医薬品情報管理業務は医薬品の適正使用に関する各種情報を、収集・管理し必要時に医療スタッフや患者さんに提供する業務です。また院内で発生した副作用情報については厚生労働省に報告し、今後の医薬品の安全な使用に還元できるように努めています。

疑義照会簡素化プロトコルについて

 当院では院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコルを作成しております。

 所定の手順(下記PDFファイル「プロトコルの合意書を取り交わすまでの流れ」をご参照ください)で合意書を取り交わした保険薬局(店舗毎となります)に限り活用できます。

プロトコルの合意書を取り交わすまでの流れ(PDF)

院外処方箋における疑義照会簡素化プログラム(PDF)

合意書(病院保管用)(PDF)

合意書(保険薬局保管用)(PDF)

 プロトコルに関するお問い合わせは022-306-1711(代表)より、薬剤部(院外処方箋プロトコル担当者)とお伝えください。

薬剤部スタッフの資格(2022.7現在)

認定資格人数 
日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士 1名
日本腎臓病協会 日本腎臓病療養指導士1名
日本麻酔科学会 周術期管理チーム認定薬剤師1名
日本薬剤師研修センター 認定実務指導薬剤師2名